So-net無料ブログ作成

超人と行く大垂水峠

超人と行く大垂水峠
~サイクルプラス・新年ツーリングレポート 往路編~


皆様あけましておめでとうございます。
昨年末からサイクルプラスさんにお世話になってますM田と申します。

昨年の4月からロードバイクに乗り始め、
初心者ならではの無謀な好奇心の赴くままに
サイクルイベント等に首を突っ込んでおりまして、
今回の甲府→東京新年ツーリングもそのひとつでした。


1月3日の当日は天気にも恵まれ、事故もなく、
みんなで楽しく完走できました。
孤独を楽しむ一人上手な私は、普段は単独で走ることが多いため、
集団で走る際のルール(手信号や渋滞時の対応など)がおぼつかず
参加者の皆さんには多大なご迷惑をおかけしたと思いますが、
いろいろとお教えいただくことが多く、とてもためになりました。
次のツーリングからは、もう少しマシに動くことができると思います!


さて…、
1月3日の甲府→東京が本番ではあったのですが、
前日の1月2日に往路、すなわち東京→甲府を自走される方も
常連さんの中にはいらっしゃいました。

おひと方が、E藤さん。
お仕事の都合で3日には参加できないので、
前日に東京から甲府に向けて走り、キリの良いところで折り返すという
変則的な形ではありますが、このイベントに少しでも参加したいという
サイクルプラスさんへの………愛!に溢れたお方です。

もうおひと方が、N村さん。
3日の甲府→東京も参加、つまりフル自走で往復するという
サイクルプラスきっての剛の者。
どちらかというと、N村さんがこのフル自走を計画したため
E藤さんがそれに乗っかったというのが事の発端であるようです(かな?)。

そして、例によって初心者の無謀な好奇心の赴くままに
うっかり「行きもちょっと自走してみようかな☆」
などとぬかしてしまった私が、このおふた方に途中合流することに。
この三人組で東京~甲府間の最大の難所・大垂水峠を越える運びとなりました。

(奇しくも三人とも愛車はブリヂストンanchor。
しかもクロモリ・カーボン・アルミとフルラインナップです。これって運命!?)


しかし…行きの合流を決めてしまった後から、
このE藤さん・N村さんコンビ(店長いわく「うちの最強コンビ」)の
数々の伝説が耳に入ってきて、
「やべー、ついていけるわけねえ!!」と、どんどん意欲が挫けていった私。
1月2日当日は、予定より大幅に遅れての&合流地を先延ばしにしての
八王子からの出走となりました。


サポートカーで移動する、他の参加者の皆さんに温かく手を振られ
八王子と高尾の市街を走り抜け、高尾山口の駅近くのコンビニで一旦休憩。
あたりは高尾山・薬王院への初詣客でにぎわっています。

ここまでの短い距離の中で、
先頭を行くN村さんの淡々としたペダリングは
揺るぎない自信に裏打ちされたものであると
ズブの素人である私にもなんとなく伝わってきました。

そして背後に迫るE藤さんの、鼻歌でも漏れかねない余裕の走行。
私に合わせてくださっていたので余裕で当然なのですが、
(遅せえな…)とか、イラ立った様子が微塵も伝わってきません。
本当に、いつ振り返っても☆スマイル☆!! 仏のE藤さんとお呼びしたい。


そんな最強コンビのおふた方と走行をご一緒していることが、
今さらながらものすごく場違いな気がして、
折しも急速に崩れだしてきた天候とともにナーバスな気分になる私。

冬の低山で強風に遭うと、あんなことになるのですね。
山の斜面から、風に煽られた枯葉や木の実が
バラバラバラバラと絶え間なく降ってきます。
わあ、まるで舞台の紙吹雪のよう!
でももちろん、木の実が当たると痛いです(泣)。

さらにアカンことに、なんと雨まで混じりだした。
まるで我々の行く手を阻むかのような空模様に、
私は生きた心地もないような顔色をしていたと思います。
お察しくださったのか、最強コンビもなんとなく浮かない表情…?


しかし次の瞬間、

「あっ、でも」

N村さんが“勝負もらった”的な顔でひと言。


「…追い風です(・∀・)b!!」




Σ(゜д゜;)……ポジティブ!!!(←そうとしか突っ込めませんでした)


すみませんがこの風、私には四方八方から吹いてるようにしか思えません。
この状況下でこんな言葉が出るN村さん、メンタル強すぎ、もはや超人です!


しかし、この言葉で私も腹を括りました。
大渦に巻き込まれる木っ端のような心境で、強風の中を漕ぎ出します。


“大垂水は、峠としては大したことない”
くっそー、そんなこと言ってたの誰だよ、
十分キツイよ、足着きナシとか無理だよ!と、
2~3度の足着き休憩をまじえながら、ヨロヨロフラフラと登っていく私。
前を走るN村さんの背中は、あっという間に風の向こうに消えていきました。
そして背後に迫るE藤さんは、全っっっ然ヨユウの表情で
ぐーいぐーい登っていかれます。
もちろんE藤さんデフォルトのフロントアウターで…orz

E藤さん、お願いです。
こっちが息上がりまくってるのに、
ごく平常時の呼吸で話しかけないでください!!(泣)


世の中の平等・不平等とかに思いをめぐらせながらの峠行。
つづら折りのカーブを曲がれども曲がれども、N村さんは見当たらず。
結局、大垂水の山頂に辿り着くまでN村さんには追いつけませんでした。

(山頂で追いつけたのは、N村さんが待っててくれただけです。
ていうか走行データの取りまとめをしてはっただけです。)



超人は人を待ちません。なんの情けもかけません。
己の目標だけに対して、ひたすらストイックに挑み続けて
今の超人たるN村さんがある。
それを支えているのは、状況を変えたあのひと言に集約される
1ミリのブレもないポジティブ精神なのでしょう。
こういう人の背中にこそ、追い風は常に吹くものなのだろうなと
汗冷えによる寒さのせいだけではない戦慄に震えながら
大垂水山頂で思った私なのでした。




付記として、ツーリング後に集めた店長および常連さんからの
証言をまとめます。

●E藤さん
・誰も本気を見たことがない(だが誰よりも強い)
・無欲&無競争主義にしてアンチストイック主義
・もはや神の領域
・最近、私生活がアレで神から人へ格下げ中

●N村さん
・超マイペースに着々とトレーニングを重ねるストイシズムの塊
・自己目標に対してはドM、それを妨げるものに対してはドS
・もはや鬼神の領域
・2~3年中に、teamサイクルプラスで筑波8耐の表彰台を狙っているらしい。
我こそはと思うドMライダーはN村さんに続け!


こんな愉快な常連さんのいる素敵なお店、
それがサイクルプラスさんです。
皆様、2012年も楽しく走りましょう!!


【了】



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。